私はこの子たちを、絶対に裏切らない。~海鈴 永眠~
- 2016/08/24
- 16:57
我が子であり、親友であり、私の理解者である私にとっては大きな大きな命が天に召された事を、今更ながらここに綴らせて頂きます。

平岡海鈴、平成28年6月7日永眠
海鈴に触れ、話しかけ、愛してくれたみなさん、ありがとうございました。
以下は独り言のようなものですが、かいに対する感謝の気持ちと、かいから貰ったたくさんのものを少しだけ記録しようと思います。
かいが5歳の時に出逢う。
当時、ネグレクトという言葉や動物虐待などという現実を見たことも無かった私に衝撃の映像として飛び込んできたかいの姿は、私の心に驚きと困惑、そして決意を与えた。
糞尿だらけのコンクリートの上に、絶望的な曇った目をして横たわる毛の無い犬がいた。
やせ細り、恐怖心と不信感と絶望感。
彼から、希望や喜びというものを感じ取る事ができなかった。
同じように、彼の心に共鳴し、悲しみという感情に押しつぶされそうになった。
そして、私は、『この子に笑ってもらいたい』『この子に生きてもらいたい』『この子を抱きしめたい』
その思いがこみ上げてきた。
その瞬間、悲しみや絶望という感情は、『抱きしめて、笑ってもらうんだ』という決意に変わった。
この決意が生まれた瞬間、かいは可哀想な子では無くなった。
私が幸せにすると心に誓ったからだ。
それから、私と子供たちのぶっちょ、じゅにと新たに『海鈴』との生活がはじまった。
当時、今のような知識や考え方、選択肢を持ち合わせていなかった私は、数々の病院を訪問した。
答えは同じ。
皮膚は薬で毛が生えたとしても、彼が体内に抱えたものを治す手段は無い。
体を考えると、薬を飲み続ける事はできない。
それならば、私がなんとかしてやる。と、根拠もない自信に満ち溢れた私の傲慢で、私とかいの新たな生活がはじまる。
体は、私がなんとかしてやる。
心は、あなたが信頼してくれるまで、いくらでも待つ。
当時、トリマーという職業からは離れていた。
プロではない。
母として、抗った。
獣医さんを驚かせるほどの結果を得る事ができたかい。
それは、かいがいつも笑っていたからだ。
薬すら使えないかいの体には、愛情と、食事と、かいの体をサポートするしかなかった。
体内の爆弾は、最期まで、彼を苦しませる事なく共存してくれた。
13歳という若さで終止符をうつという結果は、もしかしたら、若くして亡くなって、病気で、という意見もあるだろう。
でも、かいにとって、私にとって、抗って得た8年間はとてもハッピーで、楽しくて、走りまわり、笑い、愛し合い、充実した8年間だった。
こうして抗って得た楽しい時間と、愛情という温もりと、かいが犬としての暮らしを取り戻し、健康的に生き生きと暮らし、まっとうした犬生は、私たちにとって最高のプレゼントだ。
それに、今、みんなが喜んで食べてくれるAlegriasfoodは、かいが生んだ。
かいに笑って欲しい、生きて欲しい、元気になってほしい。
その強い想いが生んだAlegriasfood、今はみんなの心と体に喜びを与えているに違いない。
人を怖がり、噛み付き、心を開かないかいとの暮らしは、今、私のトリマーとしてのプロとしてのスキルへと繋がっている。
かいの犬としての生き様は、長短ではなく、『楽しく生きた』事、幸せを共有できたこと、これが私の今の人生に大きな宝物となり、生き続けている。
彼が亡くなる瞬間、私の腕の中でキラキラした目で見つめてくれた。
最期のときまで、食べて、排泄をして、目を輝かせた。
そして、約束どうり、腕の中で眠りに付いた。
かい、ありがとうな。お疲れ様。
楽しかったな。ままのとこに来てくれて本当にありがとうな。
最期のとき、それでしかなかった。
感謝。愛おしさ。感謝。愛おしさ。
そして、今も残る淋しさ。
でも、私は後悔がまったくない。
全力で向き合い、全力で心と体に触れてきた。
かいの体にも心にも寄り添ってきたから。
私が後悔がないのだから、かいもないのだ。
私はいつも傲慢だ。
私がこんなに幸せなんだから、かいも幸せだ。
私がこんなに愛しているんだから、かいも愛してくれているんだ。
傲慢でいい。
生きていた時間、楽しんだ時間、愛し合った時間、
それが全て。
こんな自己満足に付き合ってくれるのは我が子ぐらいしかいない。
やさしい、やさしい、毛深いこどもたち。
最期の最期まで、私に甘えさせてくれてありがとう。
これからも、悩んだとき、落ち込んだとき、わたしは心の中にいる彼らに甘えよう。
いつも寄り添ってくれた、勇気付けてくれた、そのひょうきんなキャラクターで笑わせてくれた。
わたしの人生は、Alegriasは、彼の存在なくしてありえなかった。
だから、私は約束する。
ぶっちょに、かいに、みんなに誓う。
人生を、Alegriasを大切にすると。
誠実に向き合うと。
あなたの仲間たちを、裏切らないと。

~~~~~~
愛犬や愛猫を失うというのは、本当に辛い。
淋しさはぬぐおうにもぬぐえないのだから。
でも、生きたことに、共に過ごした時間の大切さに、長いも短いもなくて、ただその残された思い出や、出会いや、愛情はいつまでもいつまでも私たちの中に生き続けるのだという事だけは確信している。
He continues to live in my heart forever



平岡海鈴、平成28年6月7日永眠
海鈴に触れ、話しかけ、愛してくれたみなさん、ありがとうございました。
以下は独り言のようなものですが、かいに対する感謝の気持ちと、かいから貰ったたくさんのものを少しだけ記録しようと思います。
かいが5歳の時に出逢う。
当時、ネグレクトという言葉や動物虐待などという現実を見たことも無かった私に衝撃の映像として飛び込んできたかいの姿は、私の心に驚きと困惑、そして決意を与えた。
糞尿だらけのコンクリートの上に、絶望的な曇った目をして横たわる毛の無い犬がいた。
やせ細り、恐怖心と不信感と絶望感。
彼から、希望や喜びというものを感じ取る事ができなかった。
同じように、彼の心に共鳴し、悲しみという感情に押しつぶされそうになった。
そして、私は、『この子に笑ってもらいたい』『この子に生きてもらいたい』『この子を抱きしめたい』
その思いがこみ上げてきた。
その瞬間、悲しみや絶望という感情は、『抱きしめて、笑ってもらうんだ』という決意に変わった。
この決意が生まれた瞬間、かいは可哀想な子では無くなった。
私が幸せにすると心に誓ったからだ。
それから、私と子供たちのぶっちょ、じゅにと新たに『海鈴』との生活がはじまった。
当時、今のような知識や考え方、選択肢を持ち合わせていなかった私は、数々の病院を訪問した。
答えは同じ。
皮膚は薬で毛が生えたとしても、彼が体内に抱えたものを治す手段は無い。
体を考えると、薬を飲み続ける事はできない。
それならば、私がなんとかしてやる。と、根拠もない自信に満ち溢れた私の傲慢で、私とかいの新たな生活がはじまる。
体は、私がなんとかしてやる。
心は、あなたが信頼してくれるまで、いくらでも待つ。
当時、トリマーという職業からは離れていた。
プロではない。
母として、抗った。
獣医さんを驚かせるほどの結果を得る事ができたかい。
それは、かいがいつも笑っていたからだ。
薬すら使えないかいの体には、愛情と、食事と、かいの体をサポートするしかなかった。
体内の爆弾は、最期まで、彼を苦しませる事なく共存してくれた。
13歳という若さで終止符をうつという結果は、もしかしたら、若くして亡くなって、病気で、という意見もあるだろう。
でも、かいにとって、私にとって、抗って得た8年間はとてもハッピーで、楽しくて、走りまわり、笑い、愛し合い、充実した8年間だった。
こうして抗って得た楽しい時間と、愛情という温もりと、かいが犬としての暮らしを取り戻し、健康的に生き生きと暮らし、まっとうした犬生は、私たちにとって最高のプレゼントだ。
それに、今、みんなが喜んで食べてくれるAlegriasfoodは、かいが生んだ。
かいに笑って欲しい、生きて欲しい、元気になってほしい。
その強い想いが生んだAlegriasfood、今はみんなの心と体に喜びを与えているに違いない。
人を怖がり、噛み付き、心を開かないかいとの暮らしは、今、私のトリマーとしてのプロとしてのスキルへと繋がっている。
かいの犬としての生き様は、長短ではなく、『楽しく生きた』事、幸せを共有できたこと、これが私の今の人生に大きな宝物となり、生き続けている。
彼が亡くなる瞬間、私の腕の中でキラキラした目で見つめてくれた。
最期のときまで、食べて、排泄をして、目を輝かせた。
そして、約束どうり、腕の中で眠りに付いた。
かい、ありがとうな。お疲れ様。
楽しかったな。ままのとこに来てくれて本当にありがとうな。
最期のとき、それでしかなかった。
感謝。愛おしさ。感謝。愛おしさ。
そして、今も残る淋しさ。
でも、私は後悔がまったくない。
全力で向き合い、全力で心と体に触れてきた。
かいの体にも心にも寄り添ってきたから。
私が後悔がないのだから、かいもないのだ。
私はいつも傲慢だ。
私がこんなに幸せなんだから、かいも幸せだ。
私がこんなに愛しているんだから、かいも愛してくれているんだ。
傲慢でいい。
生きていた時間、楽しんだ時間、愛し合った時間、
それが全て。
こんな自己満足に付き合ってくれるのは我が子ぐらいしかいない。
やさしい、やさしい、毛深いこどもたち。
最期の最期まで、私に甘えさせてくれてありがとう。
これからも、悩んだとき、落ち込んだとき、わたしは心の中にいる彼らに甘えよう。
いつも寄り添ってくれた、勇気付けてくれた、そのひょうきんなキャラクターで笑わせてくれた。
わたしの人生は、Alegriasは、彼の存在なくしてありえなかった。
だから、私は約束する。
ぶっちょに、かいに、みんなに誓う。
人生を、Alegriasを大切にすると。
誠実に向き合うと。
あなたの仲間たちを、裏切らないと。

~~~~~~
愛犬や愛猫を失うというのは、本当に辛い。
淋しさはぬぐおうにもぬぐえないのだから。
でも、生きたことに、共に過ごした時間の大切さに、長いも短いもなくて、ただその残された思い出や、出会いや、愛情はいつまでもいつまでも私たちの中に生き続けるのだという事だけは確信している。
He continues to live in my heart forever


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